金曜日に、キーコ(去年の合鴨で1羽だけいた真っ白な合鴨。
ペットとして飼っている)のいる所に野生の鴨さんが来ました。
ところが、外敵から守るために張っていたテグスにひっかかって
羽にくい込みかわいそうなことになってしまいました。
ひっかかっていたテグスを取り、どうしたものかと思っていると
バタバタと羽をひきずるようにして水の方へ行ってしまったので
ここで羽を休めたら良いかと思い
「キーコ、お世話したってな。」というとキーコも大丈夫か?
という表情で野鴨に近づいてました。
ちょっとまだ警戒中でキーコと一定の距離を保ちつつ餌を食べていたので
なんとか元気になればと思いその日は帰りました。
そして土曜日。キーコとの距離が縮まってなんだか仲良くなってます。
しかもキーコはお気に入りの場所まで野鴨に譲っています。
(とられたのかもしれないけど)
でも野生の鴨。飼い続けるわけにはいきません。
「誰かに許可取ったらええやん。」「誰に??」という
しんたろうとマッキー母ちゃんの押し問答の末、
自然の森で活躍するゆんさんにメールで聞いてみることに。
そして今日日曜日。教えてもらったように姫路市の動物園へ
しんたろうが直接電話しました。
快くどうぞと受け入れてくださったので、搬送しようとキーコの所へ。
しんたろうとたまよでつかまえようと近づいた時、野鴨は低空飛行をし
うまくテグスをかわして飛んで逃げていきました。
しんたろうが小学校の図書室で借りた本から、この野鴨のことを
我が家ではクリーキーと呼んでました。名付けたばっかりだったけど
たった2日だったけどクリーキーは子供達の忘れられない1羽になりました。
動物園へ行きたかったたまよはやや不満顔だったけど(笑)
飛べるようになってよかったね。ここで外敵にやられず
キーコと一緒に羽休めできたのが良かったんだね。と話すと
しんたろうは嬉しそうでした。
姫路の動物園へ事の経緯を話すと、元気になって良かったですねと
喜んでもらえました。
当初母ちゃんは、やられてもしょうがないからそのまま山へ放そうと思っていました。
でもしんたろうやたまよの言動から、ペットだったら大事にして
野生の生き物だったら粗末にしていいのかという矛盾を教えられた気がします。
同じ命。そして弱ったものを元気にさせてやりたいという優しい気持ち。
子供からこうして教えられることってありますよね。
これからもしこういうことがあったら、またみんなで相談して出来る限りの
ことはしてやろうと思った一日でした。
※しんたろうに「うちは野鳥ハンターやな。」と言われ
「えっ?なんで?」というと「前もゴイサギテグスにひっかかったやん。」
と言われました。意図して野鳥をとっているわけではなく、合鴨を守るために
張っているものに野鳥がひっかかってしまうことがあるのです。。。
野鳥を愛するしんたろうからすると、悪いことしてるように見えるかもしれない。
ちょっと野鳥ハンターとよばれた母ちゃんはショック。。。涙。
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