キーコが何かにやられて死んでしまいました。。。
電柵を張り、金網の中にいたから考えられるのは上空から。
テグスの張ってなかったところから鳶などの猛禽類が来たのかもしれません。
一番キーコをかわいがっていたのはしんたろう。
死んでしまった残酷な姿を見せるかどうか。
もしその死んでしまった姿をみなかったら彼自身キーコの死を
受け入れられないかもしれない。小学校から帰宅後、
その姿を見るかどうか、もし見たくなければ私がお墓に埋めることにし、
事実を告げる。潤んだ目。必死にこらえてるようで目が赤い。
一緒に現場へ行くことになった。そして白い羽が散乱し哀れな姿のキーコを
目にした彼はちらっと私を見るとグッと空を見上げた。
涙を落とすまい。そんな風に見えた。その姿を見た私が限界を超えていた。
「泣いたっていいんだよ。」
その一言でこらえきれずに涙があふれ出した。
2人で泣いた。この場所でしんたろう、たまよ、友達がキーコと遊んでた
様子がたくさん心に浮かんできた。泣きながら鶏舎の作業をしてお墓を作りに行った。
キーコは目をあけたまま死んでいた。気管が落ちていた。
痛かっただろうな・・・。
掘った穴にキーコを埋め、墓標を作った。
2人で手を合わせた。また涙が出た。墓標は本当に死んでしまったんだ
という悲しい現実を象徴しているかのようで、しんたろうと私はただ無言だった。
保育園へ迎えに行った夕方、今度はたまよへ事実を告げなければならなかった。
「なんで?」「どうして?」
帰りしにお墓へ行くことにした。お墓に着くと手を合わす前に「掘ってよ。」
と言う。彼女にしてみたらいきなりキーコが死んでしまったと言われても
納得できないのだろう。
もちろん掘り返したりはしなかったけど、手を合わすたまよも悲しそうだった。
アヒルのページを見てキーコをしのぶたまよさん。
しんたろうは兄貴である手前、泣かずに頑張っているけれど
悲しい気持ちでいることはその表情で痛いほどわかる。
晩、布団に入って我が家はその日一日を振り返ることがある。
今日はこんな日だった、こんなことがあったなどとみんなで
ワイワイ話すのだが、今日はみんな悲しくて悲しくて空気が重い。
布団に突っ伏して泣いていたしんたろうを起こして抱くと
止めどなく涙があふれた。もっと早くテグスを張ってたら良かった。
キーコを守ってやれなかったいわば人災であるこの死は
防げたはずだったのに・・・と思うと私も涙が止まらなかった。
しんたろうと私が抱き合って泣いていた姿を見て、
たまよも声を上げて泣き出した。
今までこの子もこらえてたに違いない。
3人で声をあげて泣いた。
はじめてキーコにさわれた時の歓声。ふわふわだったキーコの羽。
餌だよと声をかけると陸地までおしりをふって走ってきた姿。
本当に本当にかわいかった。大切なペットだったのに。。。
キーコの死を無駄にしないために、今度ペットを飼うときは
外敵対策をしっかりする。そして改善すべきことはすぐにする。
そう誓いあいました。
さようならキーコ。今までたくさんの思い出をありがとう。
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