今年は合鴨農法もほぼ成功でこの時期合鴨ネットと畦の間の
草取り、どうしても残ってしまった田んぼ内のヒエ取りができる。
今日も酷暑猛暑とラジオで何度も言うので昼までが勝負!と
首を氷で巻いて草取りに出動。
ちょっと前になるが、ネット上の農業者が集まるところで
慣行農法の方が、お隣が除草剤を使わない人で
あまりに草がすごくて困っているけどなんて言うたらいいかという
相談を書いておられた。画像も見たがちょっとこれは放置しすぎじゃ・・・
という草ボーボーだった。
うちは就農してからずっと農薬も化学肥料も使ってないけれど
有機農法だから草ボーボーでもええやん
などとは全然思ってない。
こうして畦際もきちんと草管理しないと
お隣さんへ種が落ちたり迷惑がかかるし、
逆の立場だったらやっぱり嫌な気持ちになる。
何度かうちのお隣さんから畦際をちゃんとしてくれないかと
今までも言われたことがあり、去年のように田んぼの中のヒエ取りに
追われてしまった年も極力畦際はなんとかしてきたつもり。
お隣さん同士ああして欲しいこうして欲しいという要望を伝えあえる
ことができるのは、ほんまいい村だなと思う。
お互い不満を溜めあっていつか爆発とかいうよりはね。
まぁうちは農民の中でも若輩者なので、心に思うことあっても
忠士さんと私と二人であれこれ言うだけで伝えきれてないこともあるけれど
うちらにはまだ、ズーニーさんの言葉を借りるとメディア力が
ないからそれはそれでいいのだ。
誰かにどうこう求めるよりも自分らができることをできる範囲で
コツコツやっていけばいいかなと。
江戸時代のような有機資源が都市と農村で循環するような生活、
有機農業を営む人が多い社会
というのが理想だけど現実はなかなか違って難しい。
でも慣行農法にしろ有機農法にしろ、田畑を守り後世につなぐ、
そのために耕作放棄したり、耕作するにしても草だらけで
お隣に迷惑がかかるような農地にしない
というのはみんなの共通認識として末永く持っていたい。
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