今日は宍粟市有機農業講座に参加し、
保田ぼかしを勉強して来ました。
先月の第一回は参加できなかったのですが、今回は
保田ぼかしの使い方がメインで、「前回参加されて今回欠席の方は
非常に残念です」と講師の西村さんがおっしゃてたように、
とても勉強になりました。稲作で使われている事例もあり、
偶然もしかすると田んぼが増えるかもしれないという話がある
このタイミングでこの保田ぼかしに出会えたのも何か目にみえない
引き寄せを感じるので、これでやってみるか?!と
ただまきで相談中。(まぁ借りることが本決まりになったら。ですけど。)
保田茂先生のお話は、単に「有機農業が良い」ではなく
将来の日本のため、子孫のため、自分のため
健康に生きるために有機農業で良質安全なたべものを
育てよう、美しい環境をつくろう、という有機農業への動機付けを
しっかり主張されており、慣行農法の人にもっと聞いて欲しい!!
と心底思いました。
畝をきったときにできる両側の山にぼかしをふり、
片側からぼかし+土を入れ、畝間の草(今回はハウスのため
無かったけど通常は畑の畝間にひいた草をおいて枯らしておく)
を入れ、また反対側の片側も同様に。
これで下から堆肥、ぼかし、草、ぼかし、草の
ミルフィーユみたいな層になる。
今からぼかしを仕込んでうちの畑
(育ち盛りの子だくさん家族なので野菜は販売してません。自家用のみ)
でも使っていこう。無農薬無化学肥料だから虫がついてもいい
のではなく、虫がくるのも原因があるというのも納得できる。
土作りがうまくいってないところほどレース白菜になる。そうか病ジャガになる。
おとなりの畑のお爺さんに「ほれ農薬まかんかったらええもんできんで。」
と言われるのがめっちゃ悔しいので、農薬も化学肥料も使わずに
おいしくてしっかり生命力のある野菜を育てたい。
お爺さんが亡くなる前に見返したい。笑
最後のほうに保田先生がおっしゃった「不可能を可能にするのは技術です」
という言葉も心にしみる。保田先生の長年の蓄積をこうして技術として
教えていただける、これを聞いて終わりにしてはいけない。
実践して有機農業の技術として広めていかねば。
今合鴨農法が日本全国広がってるのも
古野さんが技術としてその失敗も改善点も本にして惜しみなく
情報提供してくださったからこそだと思う。
技術はさらに良くするためにオープンソースにしないと広まらないし伝わらない。
そういえばむかしSEしてたタダシさんもリナックスはすごいって言うてたな。
フリーでオープンソースだから使いやすくなってく過程までわかっておもしろいとか。
ただまき農園も基本オープンソースで私達の失敗を皆さんの糧に
してもらえたらとブログでUPしている。悲しい失敗をまた誰かが繰り返す
ぐらいなら、そうならないようにこうしたらいいよというのを
情報提供することはできる。こっ恥ずかしいけどね。
ただ、最近多い何も予習もなしでただ教えてくれいう
くれくれ族の人には冷たいです、私は。笑
その土地その土地で気候、風土、自然環境、人がみな違う。
私たちの成功事例がやりたい人の土地で通用するかどうかは
やってみないとわからないし、絶対大丈夫なんて保証はしない。
とりあえずやってみなはれ 実践してなんぼです。
保田先生が何度も「やってみて。そして結果教えて。」と
言われていたのもそこなんやと思う。いろんな事例があるからこそ
データも取れるし、より良い技術革新につながるんじゃないかな。
楽しかった~。いいご縁もあったし、いっぱいやりたいことも見えてきたし
参加してよかったです。もしまた次回があればこのブログでも
講座のご案内しますので、家庭菜園でもプロ農家でも
有機農業ってなんぞや?な人もぜひぜひ参加してください。
保田先生、西村さん、今回の講座開講に関わっておられたスタッフの
皆さん、ありがとうございました。
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