ちょっと技術的な話だけど、忘れないように書いておく。
写真とりわすれて文章だけだがお許しを。
今日は配達の帰りに、みのるポット米作りの先輩Yさんの苗代に寄った。
そしてあーだこーだと苗代談義。
お互い種まき日が一日違いで、とりあえず芽が出た所だから安堵感漂う。
春先に苗代に水を入れて代掻きをして乾かす方法は、この方から教わったものだ。
この方法のいいところは、地面が固いので苗ならべ作業が楽なこと。
みのるポット苗づくりでは、普通はドロドロの苗代を作る。
苗箱が苗代の土に密着することで水を吸い上げるためだが、
泥田に足を取られて、何枚も苗箱を運ぶのは重労働。
それが地面が固いだけでスイスイ動ける。体の疲れ方が違う。
綺麗に地面の均平がとれるのもメリット。水の力はすごい。
で、地面を固めるために乾かすのだが、乾いた地面はひび割れるのだ。
今年みたいに好天が何日も続くと、幅が3センチくらいのひび割れもある。
この上に苗箱を並べるのだが、苗箱の底には穴が開いていて、芽が出た稲の苗が苗床に根を伸ばしていく。
ところがひび割れの真上になった苗はどうなるのか?
根っこを伸ばしてもそこは割れ目だ。
水や養分を吸えなくてうまく成長できないのでは?と毎年心配で仕方ない。
ところが実際は、そんなヒビ割れの上でも苗は元気だ。
ひび割れの側面に根を伸ばすんだろうと思う。
実際にどうなっているかは苗箱を引っ剥がすわけにはいかないので分からない。
そんな具合でそれほど実害が出たことがないのだが、やっぱり毎年なんとなく不安である。
だから、なるべく大きなひび割れが出ないようにしようと思う。
うちが考えていたのは、代掻きの時期を早すぎず遅すぎずするということ。
ひび割れが大きくならないぐらいに、適度に乾かすということだ。
去年は早すぎてひび割れが大きくなったので、今年は半月くらい遅らせた。
代掻きしたころは連日の雨で水が全然引かず、このままでは種まきまでに乾かないのでは?と心配になったくらいだ。
ところがその後のカンカン照りで水はなくなり、どんどん乾いて気付いた時にはひび割れだらけになってしまった。
天気が全く読めないのでこの方法では難しいとはっきり思った。
そういう話をしていると、Yさんは乾かした後で再度レーキで整地してヒビを埋めているということ。
これは効果はあるが土が重くて大変だなぁと。
それで、種まきの直前にトラクターで細かく砕いて、鎮圧すればいいのではないかと。
元々代掻きで均平がとれているので、ロータリーをかけても凸凹になることは無いだろう。
これなら確かに行けそうだ。鎮圧ローラーがあれば楽ちんだろうな。
通路部分は避けて、苗箱を並べる部分だけにすれば作業性も悪くならない。
今年はもう水が入ってしまったので無理だが、来年試してみようと思う。
それにしても、近くに経験豊富な先輩がおられるのは本当にありがたい。
最近のコメント