今日は助けてくれ~という友人の声を聞いて助っ人してきました。
ニンジン畑の草引き。
先月の富山行きの間、鶏の世話をしてくれた太郎くんのヘルプです。
ローギンが借金状態だったので、えいやっと一気に返済&貯金と相成りました(・∀・)
またこの冬、鶏舎建設の時とかにヘルプお願いします。
右田農園さんは無農薬なのでもちろん除草剤は使っていません。
ニンジンは枯らさずに草だけを枯らす除草剤があるそうです。
人間の欲望はきりがない。どんな仕組みになってるんだか、恐ろしや。
最初は条間を鎌のような道具で地表を削りながら草を取ります。
ニンジンは結構繊細なので、根っこを痛めないように気をつけてやります。
それでもついついギリギリそばを削ってしまい、カントクにお叱りを受けました・・・。
こんな風に条間がきれいになったら、手取りでニンジンのそばの草を引き抜きます。
最初、草だらけの畝を見た時は、こりゃ手強いぜー、さすが右田強制労働収容所!と思ったんですが、慣れてくると無心になって出来るので気持ちいいもんです。
あんまり無心すぎるとニンジン抜きそうになるので、ビビりますが。
野菜作りは繊細さが必要ですね。
とは言え、プロの野菜農家、それも有機栽培のやり方に触れられるので、これはおいしい体験です。
自分ちの野菜もがんばろー。
うちは家庭菜園のレベルなので、冒険がてら草と共生したいなと考えてますが・・・。
昔、野菜作りをやってたころに草だらけになって難しかった記憶はありますが、自然栽培はやっぱりやってみたい!土作りが出来てくればなんとかなるかな、と目論んでます。
さて、午後からは稲刈りの準備がてら、去年のお米の残り最後分をもみすりしました。
乾燥機で乾燥したお米は、こんな逆三角形の入れ物の中にたまります。もみタンクといいます。
お米は普通、稲刈り・乾燥したらすぐに全部もみすりして、玄米で保管されますが、うちは食味保持のためにモミのまま保存しています。モミは天然のバリアです。
そして一定量をもみすりして、低温保冷庫で保管します。
保冷庫が空になればまたもみすりするわけです。
玄米も低温で保管すれば、1年たっても新米の味と変わらないと言います。
全量玄米で保管する農家では、最近はすべて保冷庫に入れるのが当たり前のようです。
でもでも、そんな大量のお米を保冷庫で保管していたら、大量のエネルギーを使うと思います。
モミ貯蔵だとエネルギーゼロで品質を落とさず保存できます。
1年を通して何度ももみすりすると、籾すり機の掃除が手間だったり、それなりに大変ではありますが、 現時点ではベストな方法だと思っています。
そしてもみすり機でモミが取られて玄米になり、選別計量器で小さなお米はくず米として別に分けられ、ある程度以上の大きさのものが手前の紙袋にたまります。
設定した重さになると自動的に停止する優れものです。
もみすり機にはながーいえんとつが出ていて、お米から取られたモミガラはこの中を風にのって飛ばされます。
そしてモミガラ袋にたまります。モミガラは後でくん炭にしたり、鶏舎で床材になったりします。床材になったモミガラは鶏糞堆肥になって田んぼに戻ります。無駄が無い!
もみすりは一回だけだと、どうしてもモミガラが少し混ざります。
白米にする場合は、このあと精米機にかけるとモミガラも取れるので問題ないのですが、うちは玄米食のお客様も多いので、もう一度もみすり機にかけて完全にモミガラを抜き取ります。玄米を食べていて、おいしい~と思っている時に、ガリっとモミガラを噛んじゃうとめっちゃがっかりですよね。うちのお米はまずモミガラが混ざらないので、玄米食のお客様には喜んで頂いています。
この二度もみすり、30キロの米袋を投入口まで持っていくのが一手間なので、もう一台もみすり機があればと思ったりします。どこに置くんだ・・・。
そんなこんなで、昨年産のお米最後のもみすりも無事終わり、もみすり機と乾燥機の掃除もしっかり出来ました。
コンバインの試運転も問題なし!
後は稲刈りのあさってまで晴れが続くことを祈るばかりです。
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