暑い暑い毎日皆さんいかがお過ごしでしょうか。
外で仕事をする農家は夏時間で過ごしております。
昼ごはんの後はシエスタ。
しっかり休まないと熱中症になりかねません。
さてっ日が陰り始めた夕方6時。田んぼに入るとするか。
取ったヒエをバケツに回収するタダシくん。
合鴨と一緒にヒエ取り。腰をう~んと伸ばした時に
群れて泳ぐ鴨たちにほっこり癒され合鴨農法しててよかったな
と思う瞬間。
ヒエは稲のような細い葉っぱだから合鴨も食べてくれない。
ほっとくと稲より大きくなってえらいことになる。
このヒエだけは人間が手で取らないといけない。
合鴨農法は合鴨さえ田んぼに放しときゃほったらかしで楽ちんと
思われるかもしれないけれど、実はこうして地味に大変な仕事も
あったりするのだ。
田植えをしてから田んぼの中を隅々歩きまわる農民は今は
滅多にいない。はいつくばってしんどい思いをして、なぜそこまでと
思われるかもしれない。私たちが就農してからずっと
農薬も化学肥料も使わないで稲作をしてきたのは
安心して食べられるものを育てたい、人にも環境にも優しい農業をしたい
そんな想いからだ。新米を楽しみにされているお客様のため、
そして家族のため、こうして日々自分の手と足、体をつかって
仕事ができるというのは嬉しい、ありがたいことだと思う。
田んぼの中をヒエ取りしながら一歩一歩、歩いていると
トラクターや田植機に乗っているだけでは気づかない
高低差や石の多いor少ない、土質や田んぼの深さ、草の種類
などが見えてくる。
車や自転車で走っているのと歩いたのでは景色が違って見えるのと
似ている。きっと細かなところまで見ることができるんじゃないかな。
そんなスローペースなとこも、うちの農園では残していきたい。
昨日小宅小学校の先生に、草がないですねと褒められた田んぼは
こうして人知れず頑張る合鴨農家の奮闘の証。
合鴨農法は合鴨に任せる のではなく
あくまで合鴨の力を借りる農法 だと私は思ってます。
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