山の上にあったお墓を、クリーニングしていくつかあった小さなお墓もまとめてもらい、
村の共同墓地にお引越ししたので入魂式がありました。
子供たちは長いお経にちょっと退屈したみたいだったけど
一応走り回ることなく(これは野性児的にはすごく頑張った)
みんなで手を合わせました。私はここに入る予定なので畑を一望できて
明るくていい場所だなぁと思いながらお経を聞いてました。
以前の山の中は、落ち葉がすごくて掃除も大変だったし
お供えした花も鹿に食べられるから事前にお供えしとくこともできなかったし
何より足の悪いおばあちゃんの上り下りが不安でした。
親戚のおばあちゃんは山道を登れなくなって家の前からお墓の方をむいて
せめてここからと拝んでました。
山の上に建てた忠士さんのおじいちゃんは、見晴らしもいいだろうとここを
選んだらしい。でも今は竹が生え、獣や大雨で壊れた道を直し
雨上がりや湿気の多い日はポトッと落ちてくるヤマビルにおびえ
大量の落ち葉をはいて掃除をする。水道もないから水をくんで山道を
登らないといけない。なかなか維持していく子孫には大変な場所でした。
お墓って誰のためのものだろう。
それを考えたとき、子孫が参りやすいところで形を変えていくというのは
おじいちゃんにはごめんなさいだけど許されることじゃないかなと思うように
なってきました。ご先祖さまは見守ってくれる存在だから別に祟りとか
思わないけどね。
お墓に眠る市原家のご先祖さまへ
ここもいい場所だよ。千本の他の人もたくさん近くで眠ってるよ。
日当たりいいし、うちの畑の近くだし、気軽にちょくちょく来るね。
これからもどうか家族みんなをお守りください。
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