今日は家畜保健衛生所の方が来られて鶏舎を見ていかれました。
防鳥ネットの補助の記事を見たことがあると聞いてみたところ、
来年度(つまり今年の4月から)の予定だそうです。
え?
ほんまそれってどうなん?
野鳥が帰る暖かい春まで待てってこと?意味ないやん。
「厳戒態勢でお願いします」って何度も養鶏業者に来るのなら
今特別会計でもなんでもいいから来年度の予算を前倒しで
防鳥ネットの補助金のために予算組んで、すぐすべきことじゃないん??
というのが普通の考えだと思いますが。
そんでもって
自然養鶏をしておられる方などにお願いしているのですが
ということで
毎月の死亡羽数報告が、週1になりました。
口頭では「自然養鶏しておられる方などに」だったのに書面では
「防鳥対策や衛生管理に不備がある農場に対しては」と
書かれている。
山水を未消毒で使用していることが、衛生管理に不備らしい。
金網の網目も大きいし。
石灰撒くのがなんだかあほらしくなったな・・・。
野鳥は媒体する可能性はあるにしても、犯人扱いしすぎじゃないのか。
マラリアは蚊が媒体だけど、アフリカに行ったとき誰も蚊がいるからと
むやみに警戒してなかったぞ。むしろ日本人の私がキャーキャー蚊だ!
と騒いでた。自然界にいるものをシャットアウトすることはできないし
また全てにおいて衛生管理という名の下、薬剤を使用するというのにも
どうなのかと思う。ので鶏の飲料水に消毒液を使用するつもりはないか
と聞かれ、はっきりNOと言いましたが。
たとえばもしどこかで鳥インフルエンザが発生したとして、
すぐに封鎖し感染が拡大しないように輸送制限するというのは
それはそれでいいと思う。
ただその上で全羽数殺処分ではなくその中で強毒ウイルスに対して
抗体を持ち生き残る個体がいるかもしれない。
その可能性を0にしてしまう「臭い物に蓋しろ」的な
今の日本のやり方に私は疑問を感じる。
恐ろしい病気だとしても、そこから得られるものだって
必ずあるはずだ。
生き残った家禽から抗ウイルス薬の研究ができるかもしれない。
そのポテンシャルと未病の命まで奪うな!!
この世に生き残る生物は、
もっとも強いものではなく、
もっとも知性の高いものでもなく、
もっとも変化に対応できるものである
ダーウィン
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