田んぼの畔、用水、線路側畔となっているところの線路側を刈る。
通りかかった村のおじさんに草刈りをすることでお金(補助金からの人件費)が
出るのか訊かれ、水利組合で日時が決まって何人か出てまとまって草刈りするときは
出るけれど、そうではないときは出ないと答える。
おじさんが言うには、もともとはJRが刈っていた線路側を村の人が刈ることで
この村は管理しなくていいと判断されて誰も来なくなってしまうと。
ボーボーにしとけばJR側に草刈りに来いと言えると。
で、私は鶏を飼ってるから餌に草が必要なこと、そのままにしておくと
用水の中まで垂れ下がって結局溝掃除までに大変になるからそれまでに
ある程度の草刈りはしておきたいことを話した。
村の人が草刈りをするからJRは線路側の草刈りをしなくなるのだろうか。
だとしたら私は余計なことをしてしまっているのだろうか。
でも実際JRの人が草刈りしに来てた頃は夏真っ盛りの頃で、
農家が刈ってきれいにしておきたい溝掃除の前とかではない。
(もしかしたら要望出していつまでにしてほしいという期限内にやってくれるのかもしれない。
知らんけど。)
なんやろな。このモヤモヤした感じ。非農家のおじさんが言うことにぶれなくていいのかも
しれないのだが、私は姫新線沿線がきれいだったらええなと思うし
できる範囲で草刈りするならそれはそれでええんちゃうと思っている。
うちみたいに草が要るというニーズがなければ、おそらく他の農家さんは秋が終わったら
草刈りすることはほぼ無いだろうし、線路側がボーボーなとことうちみたいに刈るとこで
景観に差が出るのはやむを得ない。
農業用水のため、田んぼのため
農家は田んぼ以外の畔や用水のメンテナンスをしている。
そのことを人件費が出るからする、出ないからしないとかお金の損得で考えるのが
それってどうよって思うモヤモヤなんかな。
誰がどこを管理するのか、正直決まっているようで決まっていない。
実際ここの畔は刈らなくてええよと聞いて田んぼを借りたのに、
反対側の畔を(しかも長くて傾斜きっつい)最寄りの農家さんが全然刈らないために
いつしかうちが刈っているところもある。
できない人をできる人がカバーしていかなあかんやろし、そこに損得勘定を
持ちたくないんだ、私はね。
農村が農村であり続けるためにはこんな人間が必要だな、うん。
素晴らしきボランティア精神やな。
ま、なんせJRさんへ。姫新線側の畔は草刈りしください。笑
私が刈るだけじゃ間に合わへんので。よろしくお願いします。一農民より
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