稲作研究会の圃場巡回。ベッチ後作の水稲・大豆およびぼかし肥料による水稲圃場。
KYさん 去年は草が多かったが今年は見事にきれい。
代かきするまでの湛水、水管理が大事だなと実感。
昨日このままの状態を見られるのはなんかヤダとタダシくんがアイガモンで
条間をきれいにしたうちの田んぼ。笑
それでも皆さんがこの草の量なら許容範囲とおっしゃるのでちょっと安心。
Uさん ベッチの肥料効果はすごいなぁと葉色を見て思う。
しかし濃いすぎるのはウンカを呼ぶのでよろしくない。難しい。。。
KNさん 去年はヒエに悩まされてた田んぼも今年はいい感じに。
深水管理ができるかどうかがぼかし稲作のキーポイントであることがよくわかる。
Nさん コナギが大量すぎてぼかし稲作の中で一番ため息の出る田んぼ。
干した後なので土の表層も硬く、もはやコナギは抜けない。
あぁ鴨を放したい・・・。
KR さん 一枚の面積がとにかく広い。のにぼかし稲作にチャレンジするのはすごい。
葉の色もいい感じで「畦草と同じ色がいい」「昔から竹色がええ言うな」
など葉色の話が出る。ウンカやイモチが来ないように濃いすぎる稲に
ならないように気をつけないとね。
KUさん 大豆畑が圧巻だった。連作障害が発生しやすい大豆栽培に
ヘアリーベッチを緑肥として入れることで連作OKになると言われていて
それを実験中の圃場。2年目。来年もできたらベッチの可能性は格段に上がる。
除草剤はエコトップ使用。タダシくんが「エコトップかぁすごいなぁええなぁ」と
つぶやいていた。笑
コナギに悩まされた田んぼで四つん這い草取りをした者なら気持ちはわかる。
今までもこれからも除草剤は使ってないし使わないけどね。
IDさん 先月見学させてもらった時は苗も小さく水草が一面覆っていたが
今日はこんなにも稲が大きくなっていてその成長がうれしかった。
ここはぼかしというよりもこいつらのおかげで草がない↓
誰かが「うまいらしいぞ」と言ったジャンボタニシ。もともとは食用で日本に輸入された
ものが、野生化して外来種特有の生態系を壊しながら繁殖していくという
困った生き物だったりする。今、どんな味なんやろと調べていたら
こんなページが。そうか、うまいのか。。。でもきっとうちで料理しても私しか
食べへんやろな・・・。
水温も土質も生き物も何もかも違って一つとして同じところがない圃場で
皆悩みながら米を育てている途中経過を見せていただけてとっても
有意義な時間だった。この稲作研究会に入るまでは人生経験豊富な農家さんは
中干しのタイミングだとか施肥の量だとかササッと決めるんだろうな
なんて勝手に思ってたが、悩むし迷うし普及センターの方の意見も聞きたくなるし
うちと同じなんやなとわかって、その人間らしさにホッとした。
人によって草の多い少ないとか色の濃い薄いとかの基準値が違うというのも
興味深かった。第三者の他人の視点て大事。
多分うちらはずっと合鴨農法をしてきたから、雑草がないという状態が
当たり前になっていたんだと思う。ちょっとでも草が生えてたら、大きくなったらどうしようと
必死になって除去してきたけど、アオミドロやアミミドロ、水草が育つ頃に
表層の泥をかき乱して逆に良くなかったんじゃないだろうか。
とか今頃思ったりもする。
これはほっとくとかこの草だけは抜くとかそういう情報をもっと持って、
むやみやたらに自分のエネルギーを使うことはしたくないな。
ほっといてOKなものは放置したい。笑
さて明日のためにもう寝ないと。圃場巡回でご一緒させていただいた皆さん
暑い中お疲れ様でした。また次回、いい報告ができますように!
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