午前中の鶏世話で気になったあの子たちをチェック。
新鶏舎へ引っ越したヒヨコさんたち。元気元気。草をついばんでおりました。
うっかり配線ミスで電気柵に電気が来ていないことが分かってヒヤリとしたけど、無事で良かったー。
さて、合鴨農法をやると設置するといいのが対照区。
田んぼの中を1メートル四方くらい網で囲ってカモが入らないようにする。
アイガモがいる・いないで草がどうなるか目に見えてわかりやすい。
と言いながら、合鴨農法始めて14年、今だ対照区を作った事ないです(汗)
今日はネット外の草取り。
ここは毎年すごいことになって、手に負えなくなる田んぼ。
ヒエの根っこがネットにからみついて、ネットをしまう時にエライ目にあうんですよ。
と、せっせと草取りをしながら気付いた。これって対照区になってるやん。
稲は無いのでその姿までは分かりませんが、草の様子はちゃんと比較できる。
そういう訳でネットの上からパチリ。
見事にネットの中は草がありません。
アイガモをネットの外に放したくなるな~。
稲の様子はこんな感じ。
株の開き方がすごい。
こんだけ開くとどんどん分げつしても光があたって最後まで穂がつくかも。
普通は中の方の茎は光が当たらないのでそのうち消えてしまいます。(無効分げつ)
今年は期待できそうな感じ。
合鴨農法のおかげでいいお米がとれるから、あとは収量がもう一歩なのががんばりたいところなのです。毎年。
どんくらいとれるかというと、 普通の人が1反あたり480キロとるところ、うちは360キロほど。
4人の子供たちが年々食べる量が増えてきているので、それにきっちりこたえてやりたい。
今のままだと売る分が減っていくからな~。
多分、肥料が足りないんだと思います。
穂が出る前に穂肥ってのをやりたいところだけど、有機肥料は効くのが遅いので悩ましい。
下手すると穂が充実する頃に効いてきて、お米がおいしくなくなってしまう可能性もある。
お米が実る時に肥料が多いとお米のタンパク質が増えて食味が悪くなります。
あとは稲が軟弱になって倒れたり。
チッソが効き過ぎて青々とした稲は触るとヘロヘロになっている。
うちは田植え前までに元肥として秋と春に鶏糞堆肥を入れるのみ。
そんなこんなで悩ましいけど、それでも有機稲作やってると年々地力がついてくるので、収量も少しずつ上がってきています。
とは言え、一枚だけ春に鶏糞堆肥を散布できなかった田んぼがある。
肥料として先日米ぬかを振った田んぼ。
ここだけはもう少し肥料が欲しいので、クズ大豆をまくことにしていました。
しかーし、よく考えると生の大豆は皮に毒素があるのでカモが食べると食中毒になる恐れがあります。
カモが食べる、と言えば、合鴨農法の元祖の古野さんがアイガモを肥料散布機にたとえていたのを思い出した。
アイガモの食べたエサが糞になって肥料になるという話。
それは前からある話だけど、古野さんの場合は、肥料分が欲しい時に濃いエサを意図的に与えることがあるとのこと。
そのまま散布するより、カモを経由した方が早く分解されて効きそうな気がする。
そこでいつも鶏にやっているのと同じように、粉砕した大豆を蒸して発酵させました。
発酵させることで消化吸収がよくなるかな。
カモが食べる量はそんなに多くないので、しばらくの間少しずつ与えて行こうと思います。
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