イーグレ姫路で「セヴァンの地球のなおし方」上映会がありました。
すごくたくさんのメッセージがつまった映画だった。
やっぱ古野さんはすごい人だー。まだまだ合鴨農法ひよっこな
ただまき農園ですが、私たちが進んできた就農からの14年間は方向としては
間違っていないし、むしろこれからの時代こうして環境のこと、これからの未来のために
できることを考えて有機農業を続けていく原動力というか勇気と希望をもらえた映画だった。
と同時にもっと変えていきたいこと、やりたいこと。箇条書きにしたらどんどん
書けるぐらい出てくるんだけど、今の現状を見ると悲しくなることも落胆することも多い。
映画の中で農業界はむずかしいみたいな農家が話すくだりがあって、それはすごくうなづけることで、
帰りしに忠士さんとも話したんだけど、身近な人に農薬の被害があって初めて農薬の危険性に
気づいて気をつけるとか、今まで何もないからええやんとか、あまりにみんなが農薬に対してルーズすぎる。
そして農薬を使わないとちゃんとしたものが作れないと思い込んでいる人が多い。
言い方悪いが洗脳されている。
農薬や化学肥料を使うことで土壌を汚染し、そこに生きる生物を殺し、
見た目がキレイというだけで栄養価の低い農産物を作っていることを知り
多くの農家(家庭菜園含む)が有機農業に転換していけば、生き物がたくさん生きる
命を育む大地へと変わっていくだろう。
素人同然で始めた、ただまき農園も合鴨の力を借りて
まったく農薬も化学肥料も使わずにお米も育てられる。何より美味しい。
草や鶏糞を使って肥料をつくり、有機資源を循環させていけば土ができていく。
そんな良い土壌を作ることに力を注げば、病気や虫を心配して薬に頼るようなことしなくてもいいのだ。
農薬だけにとどまらずGMO、乱獲による種の絶滅、森林伐採による環境破壊、原発。。。
すべて人間がまいた種で人間にしっぺ返しがくることばかり。
空気、水、土、太陽エネルギー、生物多様性
拝金主義の人たちが世界を支配しようとしているが、私たちはできることから
大切な家族、自然、未来を守っていかなくてはならない。
観てよかった。どこかで上映会があればぜひ観てください。
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