鶏舎の床、こんな感じ。
先日リビングソイル研究所の西山さんの土の講演を 聞く機会があった。
土が作物を作っている。土が良くないと作物もいいものができない。
何が違うかというと、栄養素がまるで違う。外見では分からないのに。
スーパーなどで、良い土で育った野菜とそうでない野菜が並んでいる。
値段の差は200円ほどだ。安いほうがいいからと、後者の野菜を買っていく。
でも、前者には含まれている微量要素の栄養素が、後者には含まれていない。
値段の差で含まれている量が違うのでは無く、片方はゼロなんだ。
だから、その価値は価格差以上だ。
良い土を未来の世代に残したい。それは何よりの財産になる。その言葉に共感した。
土に気を遣いたいなぁと思った。
もちろん、工業製品ではなく命のこもった作物作りに、土が一番の基本だということは分かっている。
でも、ここ数年なんとなくその重要性に気を配りきれていなかったように思う。
見直すいい機会を頂いた。
良い土を作るには、草や落ち葉などを土に返すことだ。
それにはものすごく労力を伴う。いいものを作るのだから、簡単なわけはないのだ。
今うちが一番手軽にできること、それは鶏糞堆肥を作ること。
今までも、一般的な養鶏場の鶏糞よりは、堆肥に近い鶏糞を作ってきた。
それをもっと進めたい。
鶏舎の床に有機物をどんどん入れていって、腐植の多い鶏糞を作るのだ。
表面は鶏がかき混ぜてくれるから、日常管理は楽だ。
あとは、時々切り替えしてやること。これを今まであまりできていなかった。
完熟した土に近い堆肥を作りたい。
それを使って米作りをするのだ。 未来に残せる田んぼを作るのだ。
入れる有機物は草、野菜くずなど。夏場は草をガンガン刈る。カッターで小さくして鶏にやる。
食べきれなかった分は、土に帰っていく。
まだまだやることはたくさんある。感謝。
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